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キム・ジュヒョク、「私にできない三つのこと」
キム・ジュヒョクが新しい作品に出演すまで、2年かかった。キャスティングの噂だけは、どんな俳優より頻繁にあったが、実際に完成した作品は『妻が結婚した』一編だ。「退屈な時間だった」と2年間の空白を説明した。ドラマ『プラハの恋人』の成功と、映画『愛なんていらない』の興行不振で、両極端を経験したキム・ジュヒョクは、もう一度メロー映画で勝負する。映画『グァンシクの弟グァンテ』と『シングルス』などで、現代の「フンナム」像を見せた彼が、もう一度彼に相応しい装いで帰ってきた。


映画『妻が結婚した』の言論試写会で、キム・ジュヒョクは印象的な言葉を残した。「男たちが見れば“殺したいような奴”だ」、「シナリオを初めて見た時は、絶対出演しないと考えた」という。それだけこの映画は、キム・ジュヒョクにとって冒険だったようだ。映画『妻が結婚した』に出演しながら、ワインを素材にしたドラマ『テルア』の撮影まで、久しぶりに忙しい毎日を送っているキム・ジュヒョクに会った。例の無関心に見える率直な語り口で、自身や作品、演技に対して語ってくれた。キム・ジュヒョクの話は、彼が上手くなりたいが上手く出来ないことを要約、整理してくれた。

#酒
「私が酒を飲めれば、人生は変わっていたでしょう」 キム・ジュヒョクがワインを素材にしたドラマにキャスティングされたことは、別の見方をすればアイロニーだ。普段酒を飲まない彼は、少しの酒でも酔ってしまう、酒が合わない体質だ。「韓国では酒が飲めなければ、社会生活が上手くいきません。酒が飲めれば多分人生が変わったと思います」 幸い今回のドラマはワインを素材にしているが、酒が飲めないキャラクターなので問題はない。味覚と嗅覚は発達しているが、酒量が少ないために起きるハプニングも、ドラマで描かれる予定だという。

#計画
「私がこんなにメローに出演することになるとは、思いませんでした」 キム・ジュヒョクは再考計算することに熟練していない。作品を選択するときも、イメージや出演比重より、ひたすらシナリオの完成度を優先する。そのため作品のジャンルと間隔は、どちらか一方に偏重した。「私も、こんなにメローにたくさん出演することになるとは、思いませんでした。空白期間がこんなに長くなるとも、予想していませんでした。もちろん映画界の事情が良くないので、私の意志とは関係なしに作品が“ひっくり返った”こともありました。本来一つの作品に投入すると、他のことは考えられません。今は映画広報と、ドラマ撮影のことだけで、頭が一杯になっています。その次のことは、次に考えればよいでしょう」 シナリオを読んでいる瞬間、キャラクターが自身の中に入ってくる感覚、その時がまさにキム・ジュヒョクが出演を決める時だ。そしてその瞬間を、キム・ジュヒョクは待っている。

#人脈作り
「必要だからといて、人と付き合うことをしない、これは父に似たようです」 酒が飲めないキム・ジュヒョクは、そのために人脈が狭いと率直に語る。芸能人といっても、知っている芸能人も、連絡をとる芸能人も何人もいないという。特に多くの女優と共演したが、持続的に付き合っている人は殆どいないという。「人脈を作るというでしょう?私はそれが上手くできません。誰かに会えば礼を尽くして挨拶はするが、恥ずかしくて背を向けてしまいます。多分会社に勤めていたら滅茶苦茶だったでしょう」 妥協を知らず必要による付き合いを、絶対拒否するという頑固さは、多くの部分を父から習ったものだという。演技も人生の一部のように、自然に飾ることなく演じたいと努力するためだろうか。キム・ジュヒョクは、誰より身近で負担がない姿で、ブラウン管とスクリーンに立ってきた。「率直なのが最善だと考えます。私が嘘をついても、誰も分からないでしょうか。全て現われるはずなのに、隠すことは滑稽でしょう」

キム・ジュヒョクの率直で加減しない演技で、映画『妻が結婚した』は力を得た。ソン・イェジンの魅力を支える、キム・ジュヒョクの共感演技は、妻の二重結婚というあきれた状況に、首を縦に振らせる第一功労者だ。