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チョン・ジュノ「俳優として私はまだ不足だ」
スターという言葉のように、空の星のごとく遠く輝くという意味だ。その距離が遠ければ遠いほど、光が強いほどスターに向けた大衆の欲望は一層強烈になる。


俳優チョン・ジュノはスターの座にあり、手まねきすれば喜んで私たちのそばに降りてきそうな、親近感と気安いイメージを持っている。俳優で事業家、映画制作者と様々な肩書きを持った男。そのどれも手放すことなく上手く綱を渡るチョン・ジュノは、ますます人間的に親しみやすい姿で私たちの傍らにいる。映画『頭師父一体』、アニメーション『フラッシュ』まで共演した「ジョントリオ」が再会した。今年の旧正月連休唯一の韓国映画で、名節(韓国固有の盆・正月)特殊ジャンルコメディーで帰ってきた「ジョントリオ」の一番年上のチョン・ジュノは、いつになく頭の中が複雑だ。

映画制作者として参加した『遺憾な都市』が、沈滞している韓国映画市場で復活のきっかけになることができるのか、投資家に損害を及ぼしはしないのか、「ジョントリオ」が観客に食傷ぎみのキャラクターではないのか、様々な悩みが彼の口を通して語られた。「私たちの映画がどれくらい(観客が)入りそうですか?」と語るチョン・ジュノには、14年目の俳優の老練さと事業家の緻密があらわれている。数字や計算とは距離が遠いという普通の俳優とは違って、事業家としての側面が伺える瞬間でもある。今回の映画は『頭師父一体』のキム・ドンウォン監督が、2年前から企画したプロジェクトだ。

「ジョントリオ」が食傷ぎみではないかということが最も大きな悩み
「映画の封切りを控えて最も悩んでいるのは、“ジョントリオ”が観客に食傷ぎみではないだろうかということです。“あいつらがまた出てきた”という声が上がるだろうし。それで、映画を見る前に先入観を与えるのではないかと思うと心配です」
「初めはこの映画に出演するつもりはありませんでした。この作品で私がお見せできることはあまりないと思いました。『頭師父一体』のケドゥシクと『家門の栄光』で全部見せたと考えていました。ところでシナリオを見ると警察の役で、「チャン・チュンドン」というキャラクターが、何か新しいものを見せることができるという気がしました。最初はキム・ドンウォン監督が、誤解しないでくれと言われました。劇中チョン・ウンイン氏の役が私より話題性が多くて、もっと主人公のようでした。それで、主演が気になるならば役を変えようと言いました。しかし、私は作品が自然で面白ければ良いと考えました。役や比重はそれほど意に介しません」

芸能界「チョンライン」はない
「今回の映画で私が演技以外で助けたのは、人脈を活用した場所の協賛程度です。芸能界の“チョンライン”?現実にはそれほど親しくありません(笑い)。タク・ジェフン、シン・ヒョンジュン、イ・ムンセ、パク・サンウォン氏のように本当に親しい人たちもいますが、確実に誰かを挙げるほどではありません。芸能界も一種の助け合いです。慶弔で行ったり来たりしながら、親交を積みます」
「芸能人という職業は利害関係が複雑です。私がうまく行かずに認められなければ、生きていくのが大変なところしょう。1等と1等は友人にはなれない所です。芸能人として同時代を生きて交流を持てば限りなく仲良くなれるのに、人気というものがそれを遮ります」

俳優チョン・ジュノの行く道は遠い
「笑い話ですが、無名時期がありませんでした。公開採用タレント研修期間に、ドラマ主演でデビューしました。そのような前例はなかったといいます。先輩に気兼ねなく近付いて、さっぱりしていたのがかわいく見えたようです。容姿のおかげ?それも少しはあるでしょう(笑い)」
「苦労しないで色々な作品で主演だけを演じてきましたが、俳優として私はまだ不足で学ぶことが多いです。作品に出演しながら、演技をするごとにまるで新人になったような気分がします。経歴は10年を越えシステムには慣れていますが、まだたくさん不足しています」
「俳優やスターよりは人間的な人になりたいです。俳優チョン・ジュノが人間チョン・ジュノと合致するそのような人です。町内の浴場にも行って、隣人たちとサッカーもしながら過ごし、人々が私に気軽に対するのは、今までの私が作品の中で気軽なイメージを見せたためだと考えます。コミカルで気楽な人のイメージです。人々が私にそのように対してくれるので私も幸せです。カリスマのある役ばかりを演じてきましたが、最近イメージが変わったでしょうが、そのような欲はありません。私をありのままお見せして、私が持っている人生のスタイルを演技でそのまま表現できたらいいですね。演技が上手な俳優よりは、人間的で気楽な人生を過ごしたいです。演技や人気のために人を失いたくありません」

俳優、事業、制作者そして監督も経験してみたい
「性格上長く休むことができません。旅行が好きで、作品が終われば旅行に行ったりしますが、一週間ほど休めばからだがむずむずしてきます。はやく仕事をしたいらしくて。仕事運は持って生まれたようです。事業はシステムが揃っているので、口をあまり挟まない方です。私がしなければならない部分だけして、専門家たちが処理する形態です。事業も人脈を通して簡単にしています」
「今年の上半期にはドラマに出演します。良い作品の出演依頼があって出演を考えています。下半期にはロマンチックメロージャンルの映画に一編出演しようと思っています。最近、最もしてみたいことは演出です。普段から繊細で見て覚えることができる方なので、演出に向いているのではないかと考えています。映画監督を一度してみたいということです。『リービング・ラスベガス』や、『フィラデルフィア』のような映画を制作してみたいです。主演?いや、演出だけにしておきます(笑い)」