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ソン・ウソン、「時代がよくなって、俳優になりました」
ドラマ『内助の女王』で、堂々とした若奥様ウン・ソヒョンを思い浮かべて入ったカフェには、本当に小さい顔をした従順な女性ソン・ウソンがいた。画面ではスマートなモデルのような俳優という印象だったソン・ウソンは、小さくてこぢんまりとした体格だった。スクリーンと画面で誰よりも大きく見えるのは、小さい背にもかかわらず黄金比率のスタイルのためだろう。削ったように小さい顔と、都会的な顔立ち、長い手足のおかげでソン・ウソンは、170cmに見える160cmのスタイルを持つことができた。

しっかりしていて活発なソン・ウソンのイメージとは違い、静かでソフトな声で相手の心を安らかにしてくれる。ドラマ『内助の女王』以後、人気を実感しているかとの質問に「とても忙しくて外にまったく出られなかった」、「普段仕事がない日は、家で一人の時間を楽しむ」と語った。


ドラマ放映終了後、ソン・ウソンは映画『亀が走る』が公開される。キム・ユンソクが主役を演じた『亀が走る』でソン・ウソンは、希代の脱走犯ギテ(チョン・ギョンホ)を愛する純情な喫茶店の従業員ギョンジュを演じた。29才と設定された劇中のギョンジュは、田舎の喫茶店には似合わない秘密の匂いがする女だ。過去がまったく分からない人物であり、「イェサン喫茶店のエース」で親近感があり気品に溢れる。今回の配役も『内助の女王』と同じように、そうそうたる競争者をはね除けてオーディションで勝ち取った。
「作品ごとにオーディションに参加します。CMもそうで『内助の女王』もそうでした。オーディションに合格する秘訣は、そのキャラクターに相応しい服装で、最も適当な容貌を見せることです。『内助の女王』は私よりはるかに年下の方が嘱望されました。その方の容貌が私より良かったです(笑い)。ところが若くても痛みがあるウン・ソヒョンのまなざしが、私のほうが上手かったようです。それでキャスティングされました。社会生活を長くした経験がこのようなときに役に立つようです」


ソン・ウソンの言葉どおり、彼女の履歴は独特だ。
今まさに人気が出始めた女優の年齢としては、相当な年齢の35才。30才近くなって演技を始めたソン・ウソンの元の職業は、人気のあるエアロビクス講師だった。「ウン・ソヒョンのような奥様たちを相手に、エアロビクスを教えていました。それなりに上手くいっていました(笑い)。ウン・ソヒョンの品の良さは、わけもなく出てくるのではありません。すべて経験でしょう。ハハハ」

他の仕事をしたくてモデルを始めてからすでに10年。演技は5〜6年になった。遅く始めた分、演技者としての欲望が旺盛なソン・ウソンは、結婚も恋愛も後まわしだという。
「恋愛は捨ててこの仕事を始めました。仕事を優先して、恋愛は後にしようと考えました。今は恋愛に関心ないです。結婚は意志だと思います。縁があったときに結ばれなければ過ぎ去ってしまうように、人生に結婚運は何度か行ったり来たりするでしょう」

20代半ばの配役も十分に消化するソン・ウソンの童顔の秘訣は「自己催眠」だ。
演技をする間はキャラクターの年齢になりきって、普段から「美しい、幼い」と自己催眠しながら暮らすことだ。しかし、70%は両親から受け継いだものだという。

ソン・ウソンは現在演技者としての人気が、時代に会っているおかげだと謙虚に話す。以前なら絶対に俳優になれない顔なのに、世の中が良くなったと気さくに笑う。
「時代が良くて俳優ができるのでしょう。初めて仕事を始めたときも、“君はとても顔が独特なのでダメだ”と何度も言われ挫折もしました。丸くて大きい目と小さい口が女性らしい顔でした。しかし、女性の健康美やセクシーさが徐々に浮上して、私も恩恵を授かったようです。そしてメイクアップやヘアスタイルで、イメージが変化するのも役に立ちました。角度や化粧により180度異なるイメージになると、総合ギフトセットのような長所を持っていると言われます。みな世の中が良くなったおかげでしょう。ハハ」

チャン・ドンゴンの女ジョンウォンから、「笑う女はみな美しい」の広告モデル、そして荒々しい三流女を経て、堂々たる「母の友達の娘」ウン・ソヒョンまで、ソン・ウソンが見せ、今後も見せる多くの顔が期待される。
映画『亀が走る』に続きソン・ウソンは今年の年末、妖怪役を演じた映画『田禹治(チョン・ウチ)』で、もう一度変身する予定だ。