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オク・テギョン「ハリウッド行より大変なのは演技で信頼されること」
舞台上の迫力溢れる“チッテギョン(『Heartbeat』の最後にテギョンが服を切り裂いた行動から名付けられたあだ名)”が合っているようだった。映画『結婚前夜』の中のひたすらジェントルだったスターシェフ、ウォンチョルの姿とも遠かった。オク・テギョンと交わした一時間の対話は、歌手や俳優である前にちょうどその年頃の青年の率直な顔が垣間見られた時間だった。お姉さま方の胸を高ぶらせていた2PMのメンバーでも、7年間付き合った恋人の心変わりにも一度も怒らない劇中キャラクターでもない、26歳の青年オク・テギョンのビジョンを覗いてみた。

アイドル歌手でもあり新人俳優、大学院生でもあり平凡なネチズンでもある彼の表情は、ブラウン管や映画の中の姿と同じくらい豊かで愉快だった。映画の公開を迎え会見したオク・テギョンは、スクリーンデビュー作『結婚前夜』の中の自分の姿を思い浮かべ「デビュー作として自分を評価すると心残りな部分もある」としながらも「映画を全体的に見ると非常に面白く、出だしを上手くやったように感じた」と口を開いた。

映画でオク・テギョンはハンサムな顔と並外れた実力、穏やかな性格まで備えたスターシェフ、ウォンチョル役を演じた。ネイルアーティスト、ソミ役のイ・ヨニと7年目の恋人に扮した。オク・テギョンとイ・ヨニは劇中、切ないながらもセクシーなスキンシップシーンで観客の視線を集めた。厨房でソミとキスを交わしていたウォンチョルが、ソミを持ち上げ上に座らせるシーンだ。「特別なエピソードはありませんが、監督、(イ)ヨニと話をたくさんしました。このシーンをどうすればいいか、どんな感情が入ればいいのかについてでした。台本なしで即席でセリフを言う状況でした。監督から「キスで始めてウォンチョルがソミをカウンターに乗せてほしい」と言われました。3回ぐらい撮影しましたが、最後のシーンが使われたようです」

もう26歳のアイドルに問うにはうかつな質問ではあるが、映画の素材がそうであるだけに結婚に対する質問を抱かざるを得なかった。オク・テギョンは映画の公式席上で「27歳で結婚したかったが、真面目に考えなければならないようだ」と話したことがあった。彼はこの日のインタビューでも「現実化する可能性は少ないが、でも早く結婚したかったのは子供と世代差が出なければといいなということからだった」とし「人生の目標は一家庭の幸せな家長になること」と話した。「人生の安定感を持つことが非常に重要だと思う」とも付け加えた。

KBS2TVドラマ『ドリームハイ』や『シンデレラのお姉さん』、日本のフジTV『僕とスターの99日』、tvN『Who Are You?』まで、オク・テギョンは2011年から歌手と俳優活動を平行してきた。暇を盗んではドラマで演技力を固め、『結婚前夜』では映画界にも足印を押した。「してみて演技は面白かったか」と問う質問に彼は「自分が出るドラマを見るため待っていると、広告が出て画面上段のタイトルが消えた後に等級表示画面出ますよね」とし「その時のカタルシスが最も高い」と答え、笑いを与えた。続けて「嗚咽演技に集中している時にカメラ監督から「お前は準備が出来ているなあ」って賞賛されたことがあったが、そんな賞賛が積み重なっていくのも本当に気分が良い」とも付け加えた。

「グループ活動をするのとはまた違う欲があります。今すぐにハリウッド映画を撮りたいという気持ちよりは、一つずつ段階を踏んでいくことが重要だと思います。現実的に俳優としてオク・テギョンが持っているスタンダードは高くありません。それを高めて「基本技がしっかりしているね」「あの人が出る映画は面白い」というような評価を受けたいです。認められて信頼される俳優になること、事実ハリウッドに行くことよりそれが一番大変だと思います」

淡々と話しているが、明るく澄んだ瞳はひときわ輝いていた。「そんな風に話していても目からは野望が見える」と言うと、オク・テギョンは「バレた?」と言って笑ってみせた。そうはいっても他のアイドル出の俳優の活躍を意識する瞬間があるかという質問には、心底何ともないという表情で答えた。彼は「互いに競争意識が生じ得るかもしれないが、個々人が上手くやれば問題になることはないと思う」とし「今はアイドルが演技に挑戦しながら試行錯誤を経験する過程だが、後には出身に対する話が大きな話題になるとは思わない」と見通した。

高麗大学国際大学院国際協力科に在学中のオク・テギョンは、9月の高延戦(韓国の早慶戦と例えられることも多い高麗大学と延世大学との対戦)の応援中に撮った写真を公開し、話題に上ったこともあった。
あるネチズンはインターネットコミュニティに「当時オク・テギョンが数多い人の写真撮影要請に一つ一つ応えていた」と彼の人間味を賞賛したりもしていた。歌手兼俳優だけでなく、平凡な大学院生の人生も楽しんでいる姿に余裕を感じた。高延戦のエピソードに言及しながら「本当に素敵なアイドル」と言うと、オク・テギョンは特有のいたずらっぽい表情で「ふんふんふん」と笑った。同席した関係者も記者も爆笑だった。

「実際にそんな類の集まりがすごく好きです。芸能人としては感じることの出来ないことの一つじゃないですか。大学生活やソゲッティング(友達から異性を紹介してもらうこと)も同じです。学校のイベントで楽しんで、若さを満喫するのが楽しいです。写真撮影は実際、以前ほど敏感に受け止めないようになりました。その日全ての方と撮ることは出来ませんでしたが、写真要請ってよくあることじゃないんです。コエックスなどあちこちよく行くんですが、気楽に行けば特に気づかれないようです」

経営学を専攻した彼が国際協力科に勉強の方向を変えたこともやはり気になる。オク・テギョンは「海外で活動をたくさんして、僕が持っている影響力が韓国だけでなく海外の多くの人々にも届くようになった」とし「それを通じ今後文化的交流だけでなく、国家間の紛争など問題解決にも役立つことが出来るのではないかと思った」と明かした。続けて「海外活動が多くて意図せず組別課題に参加することが容易ではなく、友人に申し訳ない時が多い」とも付け加えた。