Home > エンターテイメント > スターインタビュー > コン・ユ「『容疑者』の中のボディ&アクション、グラフィックじゃないんです」

コン・ユ「『容疑者』の中のボディ&アクション、グラフィックじゃないんです」
ソフトな男コン・ユが激しく変身した。今日のスターコン・ユを有らしめたロマンチックコメディを脱ぎ捨て、アクション映画『容疑者』(監督ウォン・シニョン)で破格的な姿を披露する。ジェントルなイメージとコーヒーの広告が連想される微笑、茶目っ気を帯びた容貌のコン・ユが見せるアクションは、どんな姿なのだろうか。とりあえずウォン・シニョン監督と共にした『容疑者』のアクションは合格点と言える。北朝鮮最高の元工作員の脱北者として不可能なアクションを毎シーンで披露し、確実なアクション申告式を行なった。

どの作品よりも責任が大きく感じられたという『容疑者』の公開を前に会見したコン・ユは、真面目に映画の話を伝えてきた。低い声で詳しく映画の話をしていた彼は、映画の予告編とハイライト映像で話題になったボディについて「絶対にグラフィックではなく自分の体」だと強調した。「ロープにぶら下がって腕を抜き取る脱臼シーンで、多くの方からグラフィックなのかと言われるのですが、僕の体です。もちろん骨がねじれるシーンではグラフィックが使われましたが、後は全部僕がやりましたし僕の体そのままです。大部分を代役なしでアクションシーンをしたのに、代役だと言われたら悔しいような気がします」

今年特に北朝鮮工作員を主人公にした映画が多かった上に、アクション物の基本ストーリー上『容疑者』は様々な映画の既視感を避けることが出来ない。これについてコン・ユは「予想していた問題」と答えた。「最初やろうと決めた時からそんな心配はしていました。その当時北朝鮮の工作員を素材とした映画が製作されていましたし、素材がオーバーラップされることは仕方ないと考えることにしました。受け取る人の好みの問題だと思います。似たような作品が多いので他の映画と比較されたり、『ボーン』シリーズのことがよく話されたりしますが、だとしたら光栄なことです。『ボーン』シリーズはスパイ映画の前後を分けた作品ですから。アクションというジャンルが持った枠の中で進化した面があるとしたら、それだけでも満足です。ご覧になる観客の方々に他の映画とどの部分が違うのか注意深く見てほしいということだけ申し上げたいです」

“ロマンチックコメディの男”から映画『トガニ 幼き瞳の告発』で破格的な歩行をしていたコン・ユは、『容疑者』で再び新しい領域に挑戦した。コン・ユという俳優が持つイメージからアクションの可能性を見ていたウォン・シニョン監督のラブコールと、ひき続く説得にコン・ユの挑戦が行なわれることとなった。「僕を信じて選んでくれた監督が有難いです。そして男性的な現場が意外にも体質に合っていました。今回の映画をしながらウォン・シニョン監督とパク・ヒスン先輩のような良い男仲間を得ました。前には感じられなかった責任感とスタッフに対する家族愛も知りました。どの映画よりも仲間からたくさんエネルギーをもらった作品です」

元スタントマンの監督という先入観にもかかわらず、俳優に無理なアクションを要求しないウォン・シニョン監督やスタッフの緻密な準備のおかげで、映画は大きなケガもなく無事に撮影を終えることが出来たとコン・ユは称えた。「体はきつかったが、感情的に監督に残念だと感じたことは一度もありませんでした。信じることの出来る頼もしい肩のような方でした。僕が出来るアクションは全部自らやりました。それにもかかわらず代役やグラフィックなのかと誤解されたら、それはちょっと残念に思います(笑)」

映画の中で筋肉質の体を披露し、女心をはやらせたコン・ユは「意味のない露出は嫌いだ」とし「今回の映画でチ・ドンチョルの人生をよく見せることが出来ると思い歯を食いしばって体を作ったが、予期せずサービスカットになった」と笑った。これまで作品の中で必要のない露出シーンを拒否してきたという彼は「主人公の能力を観客に理解させるため、序盤の訓練シーンと筋肉質な体が必要だと思って脱いだ」と説明した。殺伐としたアクションを消化し、成功的な変身の申告式を行なったコン・ユは「単純にアクションがカッコいいという評価だけでは失敗」と言い切り「体を動かして演技するのではなく、動作毎に言葉ではない感情がこもっていると言われたい」と希望を伝えた。

『トガニ 幼き瞳の告発』と『容疑者』で続いたコン・ユの挑戦は、次の作品でも続けられるだろう。決定段階ではないが次期作もやはり新しいジャンル、新しいキャラクターで訪れるだろうコン・ユの変身がどんな姿なのか期待される。