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イ・ミンホ「キム・タンみたいに純粋に愛したい」
正直に告白する。実際には“株式長者”のような記事で見ることが出来るが、ドラマの中ではざらにあるトラックも待機可能なんていう、まあそんな財閥男とばかり思っていた。百歩譲っても『花より男子〜Boys Over Flowers』のク・ジュンピョと似たようなものだと思っていた。

しかし『王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者』の中のキム・タンはどこか違っていた。皆がやめさせていた制服を再び着たイ・ミンホは、人々の予想を良い意味で裏切り“信じてみる俳優”であることを再び立証してみせた。

◆『花男』のク・ジュンピョと似ているのに、なぜ『相続者』のキム・タンを演じたかって?

「『相続者』をするって言ったら、多くの方から財閥の役をまた敢えてやる必要があるのかって言われました。でも僕の20代が過ぎて来たものよりも残ったものの方が多くないのに、今この年齢の時に大切にしまっておける作品をすることも合っているのではって思ったんです。また多くの大衆がイ・ミンホという人を記憶しているイメージを、もう一度持っていくのも悪くないなとも思いましたし。演技変身は30歳を過ぎてからでもたくさん出来るでしょうが、もう二度と戻らない自分の少年のような姿と今の姿を大切にしまっておける作品をするのが良いのではと思ったんです。『花より男子』が終わって『個人の趣向』『シティーハンター』『神医』をしながら、多くの方がク・ジュンピョのイメージを消したと思っていましたが、『相続者』をしながら見ると、多くの方には『花より男子』のイメージがそのまま残っていたんです。でも『相続者』の状況が『花より男子』と似ていたので、むしろ『花より男子』のイメージを脱ぎ捨てるきっかけになったように思います」

『相続者』はいろいろな面でイ・ミンホにとって大きな意味を持った作品だ。良い成績、俳優らとの息の合った演技呼吸もそうだが、20代後半に差しかかったイ・ミンホはもう10代の学生演技と別れを告げようとしている。

「高校生の役ではもう最高値をつけたように思いますが、ひやひやしました(笑)。(パク)ヒョンシキと(カン)ミンヒョクの肌を見た時、また二人と夜を一緒に明かしたんですが元気な姿を見てもうダメだなって思いました(笑)。特に『相続者』は相手俳優に対する思いが本当に大きかったように思います。もう二度と制服を着て学生物は出来ないなって思いました。悲しくも、もう最初から制服を着る作品はちょっとキツくないですか?僕は26歳、27歳が本当によかったんです。少年と男の間の年齢だから、2種類の姿を行ったり来たりいいあんばいに表現出来たんですが、この時間が過ぎなかったらいいなって思ったりもします」
◆「愛がやって来たら・・キム・タンみたいに純粋に」

『相続者』のキム・タンはバカみたいにチャ・ウンサン一人だけを見つめる純愛だった。流刑に行くように追われて向かった米国で偶然チャ・ウンサンに会ったキム・タンは、自分と似たようで似ていない少女を自分も分からない内に愛するようになる。全てを持っているように見えて実は何も持っていない少年は、偶然訪れた愛にも「俺、お前が好きなのか?」という質問で愛を告白するほど不慣れで、まっすぐだった。

「キム・タンは財閥2世キャラではあるが、その能力を見せたことはありません。『相続者』を撮りながら「あ、そうだ。俺財閥だろ、俺金持ちだろ」って思ったことはただの一回もありませんでした。ただキャラクターに財閥という設定があっただけで、プレゼント攻勢をしたこともないし・・何も持ったことがないキャラクターだから、愛されるのも不思議でした。ある面では、能力を誇示したりすれば魅力が倍加されるわけじゃないですか。愛する気持ちだけで直進するキム・タンを見て、気持ち一つだけでも人の気持ちを動かすことが出来るってことに気づきました。キム・タンはある程度の自信と男としての覇気、勇気があったから一人の女性に自分の気持ちをずっと表現することが出来たし、その姿が「あんな男と恋愛したい」って思わせたように思います」

イ・ミンホも愛の前に直進するキム・タンキャラクターに、今一度愛というものについて考える時間を持ったという。イ・ミンホは俳優でもあるが、同時に誰かを愛したい平凡な20代の青年でもある。熱血18歳の少年キム・タンは、2013年を生きている27歳の青年イ・ミンホに愛に対する教えを授けたのだった。

「次第にさらに多くのファンが出来て、演技生活をすればするほど女性をあんな気持ちで愛することが出来るのだろうかと思うようになります。『相続者』を撮りながら気持ちの赴くままに、表現したいままに、純粋な気持ちで表現するのが本当の愛だと思いました。そのためには本当に大きな勇気が必要でしょうね。万一本当にそんな愛が表れたら、キム・タンみたいに純粋に愛したいです」[写真=スタウスエンターテインメント]