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映画祭の関係者- JAN氏
7月15〜24日の間、ソウル郊外プチョン(富川市)にてInternational Fantastic Film Festivalが開催されている。

7月15〜24日の間、ソウル郊外プチョン(富川市)にてInternational Fantastic Film Festivalが開催されている。韓国で生活するのが初めてである私はもちろんこの映画祭の事は初めて知ったのですが、このフェスティバルも今回で8回目を迎えたとのこと。毎年、映画祭の特徴を少しずつ変えてきているようですが今回の特徴は愛・幻想・冒険をテーマに親近感を感じさせる・観客を思いやる映画祭を目指しているようです。年々、作品数も増えており今年は32カ国から長編・短編合わせて261編。それと共に観客数も期待通り増えているようで、ソウル市郊外にも関わらずたくさんの人の興味が向いてるのは確かのようだ。
今日、私がインタビューさせて頂いたのがこの映画祭運営に大きく関わっているオランダより訪韓されているJAN氏。文字通り映画祭開催中は大変忙しい様子で、その多忙な中で何とか時間を割いて頂きました。私みたいなインタビュアーの仕事なんて全く経験した事もない者が、しかも日本の方にでなく外国の方にインタビューなんて本当に大丈夫なのかととても緊張と不安で一杯でした。約束の11時にギリギリ位だったので駅と会場間を運行されているシャトルバスを待てずに小走りで会場へ。もしかして逆に待って頂いてるかと心配しましたが、多忙なJAN氏は少しだけ遅れて現れ「ちょっとパンを買ってきてもいいですか?朝から何も食べてないので…」と申し訳なさそうに言われたのですが、何と言いましょうか、そのソフトでフレンドリーな雰囲気を拝見した時に私の不安は飛んで行きました。マフィンとパイとドリンクを持って再度現れたJAN氏は「すいませんが、インタビューの邪魔にならないように食べながら答えさせて頂きます。」と。こうしていよいよ私の初めてのインタビュアーの仕事が始まりました。

1.JAN氏が現在オランダでされている具体的な仕事は何ですが?
−主に演出家です。1984年に初めてフィルムフェスティバルをアムステルダムで開催した時はフィルムメーカーの製作者として働いていました。それを10年ほど経て、今は演出家が主な仕事になりました。その84年に作った短編映画は特に中高年を対象としたハードコメディ映画でした。

2.ここプチョンフィルムフェスティバルにはどういう目的で来られたのでしょうか?
−さまざまな映画を紹介するために来ているのですが、それと同時に「B Movies」と題したホラー・サイエンス・エロティックなどを混ぜ合わせた映画も紹介しています。あと、今回の重要な任務としてアジア映画の審査員もさせて頂いています。私もここ最近のアジア映画には特に注目していますのでこの任務はとても光栄ですし、更にこの映画祭への意欲もかきたてられます。

3.アムステルダム映画祭の関係者として、アムステルダムファンタスティック映画祭の特徴を簡単に教えていただきたいのですが…。
−1984年に初めて開催された頃は「The weekend of terror」と題して週末の土日の夜中にそれぞれ一回ずつだけホラー映画を上映してました。当初はまだそんなに有名ではなかったので経費の都合もあり、安い映画を夜中に上映することでまわしていました。が、次第にそれが大きくなり2000年には毎日上映するようになりました。2003年には「ヨーロッパファンタスティックフィルムフェスティバル(EFFF)」がヨーロッパ諸国の中で開催されました。最近ではヨーロッパの映画もヨーロッパ諸国外へ出、注目されているようです。私としては2年前から韓国と日本の映画に注目するようになり、今回の映画祭でも楽しみにしておりました。ちょうど昨日日本人の俳優、韓国人の監督による「GON」という映画を見ました。ストーリーははシンプルなものでしたが、映像が変わっておりおもしろかったです。

4.少し個人的な質問をさせて頂きます。現在、ご家族はどなたがいらっしゃいますか?
あとこの仕事を選んだ特別な理由があったのでしょうか?
−今は私と妻の2人です。この仕事を選んだ理由は、私は元々弁護士をしていました。しかし昔から映画には大変興味があり、弁護士になってからもその興味はもっと強いものになり結局弁護士の仕事を辞め、映画製作会社で製作にたずさわる仕事を経てのちに自分で映画会社を起こしました。もちろん弁護士の仕事を辞めてから今に至るまで決して簡単なものではありませんでしたが、映画を作ることは私にとって最大の楽しみであり、たとえ弁護士を続けて大金を稼げたとしても、たとえ映画製作で大損したとしても私は今の仕事にお金には変えられない充実感を持っています。

5.では、韓国と今回のプチョン映画祭に対する印象を聞かせて下さい。
−私の韓国に対する印象はとてもたくさんの絆と人の輪があると思いました。とても友好的ですが、その中でも礼儀はきちんとわきまえており、しかも外国人の私達にもその輪にとまどう事なく友好的に入れてくれますし、常に前向きの開拓精神は強く持っていると思いました。ちなみに韓国料理も大好きです。実は今回が2度目の訪韓ですが2年前に来た時から韓国料理にはまり、アムステルダムでも韓国料理店を探したのですが2件程しかなく、しかもとても高いんです。韓国料理はすごく味が良く、野菜もふんだんに使っているのでヘルシーでバランスも良いし、もっとアムステルダムにも韓国料理店があればいいのですが。話は少しそれましたが、私の韓国と映画祭に対する印象はしっかりと礼儀を持っているが、とてもフレンドリーな国・人々だと思います。

6.オランダで作った映画を今回持参されましたか?もし持参されたならどんな映画
ですか?
−今回は自分が演出家としてではなく、編集者としてたずさわった映画を持ってきました。来年にはぜひ私が演出した短編映画を持ってきたいと考えています。実は今製作中の映画があり、ほぼ完成間近なので今回に間に合えば持ってきたかったのですが。「Far away」と題する、火星でも生きる男性が地球上でも妻と子供を持ち生活する中でそれぞれの世界で代わる代わる事が起こる、と口で説明するのは難しくかなりわかりづらいのですが、人をテーマにしたファンタジーサイエンス映画です。

約1時間弱の私の初仕事でもあるインタビューは何とか無事終了しました。最初にも申しましたが、私が最初に感じたJAN氏のイメージは間違いなくそのままでした。紳士的で穏やか、でもってフレンドリー。最後に一緒に写真を撮らせて頂きましたが、「キムチィー!」とピースをして茶目っ気もたっぷりな方でした。きっとJAN氏が作る映画はみんなに親しまれる事を願いますし、それを確信します。有難うございました。

取材: innolife MinEunKyung 記者