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変身している俳優キム・ユミ
綺麗に編んで結んだ髪、細面の顔、美しい韓服がよく似合う良家のお嬢さん。キム・ユミに対するイメージである。しかし昨年、映画『シュロ(棕櫚)の森』で見たキム・ユミの姿は違っていた。巨済島(コジェド)の造船所の現場労働者“ファヨン”役のキム・ユミは、強い巨済島訛りを駆使して今までのイメージと異なった姿を見せた。11日に公開される『コン・ピルドゥ』(監督コン・ジョンシク、制作キダリフィルム)で、キム・ユミはまた一歩前に進んだ。ミニスカートに濃い化粧、そして透けた服をはおったミンジュ役は、キム・ユミが持っていたこれまでのイメージと正反対だったのである。



映画でスパイスのような役がしてみたかった。
映画『コン・ピルドゥ』の記者試写会後、4日にソウル江南のあるカフェでキム・ユミに会った。映画のミンジュのイメージは、どこにも見受けられなかった。以前の『商道』や『太陽人イ・ジェマ(李済馬)』等のテレビ史劇で見た、優雅で端正な姿そのままだった。自らに固定されたイメージがあるのではないかと、運をかけた。「初印象は静的だ、静かだという言葉をよく聞きます」しばし言葉を止める。「それは悪いことだとは思いませんが、最近は全てがめまぐるしく変化しますよね?それに合わせる必要があるのではないかと思います」キム・ユミは、映画でスパイスのような役柄を演じてみたいという。料理の後味を左右するスパイスのように、ドラマに感覚的な面白みを与える役柄。その選択が『コン・ピルドゥ』のミンジュだった。

セクシーという言葉は、誉め言葉ではないでしょうか?
映画でミンジュは、飲み屋で働き、愛人の暴力団員ハ・テゴン(キム・スロ)の密輸金塊を意図的に盗んで逃げる女だった。その役柄のために濃い化粧をして、乱暴な言葉も口にした。普段あまり着ないミニスカートで歩くのにも苦労した。おかげでその間出演した作品の中で最もセクシーな(?)姿を披露してくれた。キム・ユミはセクシーという表現は女優にとって賞賛であり、女性なら聞きたい言葉だという。マギー・チャン、グイネス・パルトロゥ、ジュリア・ロバーツなどの俳優の名前を挙げる。彼女らはいわゆる肉感的、または官能的な魅力はないが、それなりに魅力でセクシーなイメージがあると説明する。キム・ユミが望むセクシーなイメージもそのようなものだった。自然と露出シーンに対する質問へと続いた。「露出シーンがドラマで妥当性があり、それが本当に美しいシーンだと確信できる作品ならできます」と語った。しかしそのような感触のシナリオはまだないという。

人が通らない道に魅力を感じます。
『シュロ(棕櫚)の森』のファヨンとジョンスン、そして『コン・ピルドゥ』のミンジュ。キム・ユミが持っていたイメージとは異なった選択であった。彼女は「性格上なのか分かりませんが、安住、または楽に行ける道は進まないと思います。何故その作品を選んだのか、他人は疑問に思うでしょう」と淡々と語った。彼女は従来のイメージを維持するだけで、配役が回ってくることを知っていた。キム・ユミはまず自分とよく対話をするという。そしてその中から自らが妥当だと判断すればその役を引き受けるという。幼い頃から人が行かない道に魅力を感じ、その道の一つが『コン・ピルドゥ』のミンジュだったのである。そのように変化を与えることが、俳優に与えられた宿命であることをキム・ユミは知っていた。撮影が終わって、役から抜けるのは大変ではないかと問うと、「神が私に与えてくださった祝福の一つが、忘却です」と大笑いをする。次回作は愛らしい恋愛映画になるだろうと付け加えた。その映画を見た人々から、キム・ユミが「『コン・ピルドゥ』のミンジュから、また変わったね」と言われる事を願っている。