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パク・チャヌク監督「ピ(RAIN)とイム・スジョンとの映画、バックストーリー」
映画『サイボーグだけどいい』(製作:モホフィルム)を世に出したパク・チャヌク監督が、トップスターのピ(RAIN)(チョン・ジフン)がキャスティングされたことに関し、ユーモラスな理由を語った。パク・チャヌク監督は、チョン・ジフンのスクリーンデビュー作として話題の『サイボーグだけどいい』で、「監督と俳優が互いにシナジー効果を得られればいいと思う」と語った。
パク・チャヌク監督は映画のマスコミ試写会で、「生きた映画として実験的な作品を演出しようとしたが、チョン・ジフンとイム・スジョンがキャスティングされて、初盤から意図は大幅に修正された」と語っている。パク・チャヌク監督は、商業的なプレッシャーを考えずにこの映画を作ろうとしたが、チョン・ジフンがキャスティングされたことで、初めに意図したことが大幅に修正されたという。



世界的に有名な監督パク・チャヌクの新作であり、トップスターピ(RAIN)がキャスティングされたことで、様々な話題を集めている作品である。パク・チャヌク監督は、「チョン・ジフンだけではなく、私も恩恵を被ろうと思う」と面白い感想を語った。「チョン・ジフンだけではなく、互いに恩恵を被らなければならない。素材もそうだし、(チョン)ジフンのようなスターの名声と、そのスターの初作品という面でのプレミア等、互いが恩恵を被るべきだ」しかしあえてチョン・ジフンがキャスティングされなくても、忠武路の商業的な概念が身についているので、全面的に実験的な映画は作れなかったと率直な心境を打明けた。「このようなキャスティングでなくても、アバンギャルドな映画は作れなかっただろうと思う。以前とは違って、忠武路で長い間映画を作ってきて、商業的な映画と大衆映画の感覚が内面化したためだろう。実験的に作ってみるといっても、冒険はできないだろう」と語った。明るく軽快な映画『サイボーグだけどいい』を演出した後に、とても爽快な気持ちになっているというパク・チャヌク監督は、チョン・ジフンとイム・スジョンのかわいらしい演技が、楽しかったという。

またパク・チャヌク監督は、容赦の無いダイエットで世間の話題になったイム・スジョンの減量に関し、裏話をしてくれた。自分をサイボーグだと思い込んで食事を摂らない“ヨングン”を演じ、5キロを減量して39キロまで体重を落としたイム・スジョン。彼女は、体内で食べ物を電気エネルギーに変える装置を移植するシーンで、問題の痩せた身体を見せる。

入院服を脱いであらわになったイム・スジョンの背中露出シーンは、女優としては相当な冒険であったはず。一握りもないように見える背中と、背中の真ん中で骨と皮ばかりの姿を現した脊椎が視線を集めるシーンである。「実際、背中の骨だけではなく、両側の骨と皮だけのあばら骨まで見せたかったのだが、そうはいかなかった。そのシーンを撮った時、イム・スジョンさんの女性としての気持ちは分らない(笑)。成熟した女性の姿は、次回の映画で見せられるだろうと思う」

パク・チャヌク監督は、この映画のエンディングの裸体シーンに関しても詳しく説明をした。「そのシーンの俳優の姿勢が気になるようだが、俳優に性行為シーンを要求しなかったのは明らかだ。俳優をはじめ、映画を説明する時もその点をはっきりさせた。性行為シーンに見えたなら、たぶんR-12判定も出なかっただろう。どの角度から見るかによって違うと思う」

自分の娘と一緒に、そしてこれまでパク・チャヌクの映画が物理的な理由で見られなかった10代の観客と一緒に見ることができる、楽しく幸せな映画を作りたかったというパク・チャヌク監督。独特で異色のロマンティックコメディー『サイボーグだけどいい』への、“若い”観客の反応はどうなのか、公開後が気になる。