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ヤン・ジヌ、「映画が作られる あらゆる場所に行ってみたい」
ヤン・ジヌは欲張りだ。もの静かな外見とは違い、内面は野心に満ちた目で世間を眺めている。19日に公開された映画『青い自転車』(監督:クォン・ヨングク、製作:プライムエンターテイメント)で、右手が不自由な動物園の飼育係ドンギュに扮したヤン・ジヌは、小学生の頃に両親とオーストラリアに移住した。大学で経営学を専攻している時に、映画、放送関係の仕事に興味を覚えた。そこで放送学部を複数専攻した。株式仲買人を夢見ていた経営学から、ヤン・ジヌは進路を変えた。「振り返ってみると幼い頃から映画を見ることが好きでした」

韓国とオーストラリアを行き来して仕事をしていた姉を頼って、何も考えずに韓国に帰ってきた。オーディションを受けて回ったが、そう簡単ではなかった。しかしイ・ジュニク監督の『黄山平野』で“官昌(クァンチャン)”役にキャスティングされた。真夏の強烈な陽射しの下で演じたが、新人俳優ヤン・ジヌはすべてが珍しく面白かった。その縁で『達磨よ ソウルへ行こう』にもキャスティングされた。しかし剃髪が条件だった。若い層の役を演じるためだった。ヤン・ジヌは果敢にも髪を落とした。映画『青い自転車』を撮影したヤン・ジヌは、4ヵ月間義手をつけて生活した。「マネージャーが外そうとしました。不自由なのを見ていられないと」。ヤン・ジヌはしかし、歯を食いしばって義手をつけたまま生活した。「とても暑くて汗をかき、腕がしびれて大変でした。しかし低予算映画なのでフィルムも貴重です。そのままつけ続けました」。映画のドンギュは、片手で蛍光灯をはめ、自転車に乗る。ヤン・ジヌの努力がなければ不可能なシーンであった。


偶然にも今年、彼が出演した映画の公開が目白押しである。『同い年の家庭教師レッスン2』と『伝説の故郷』でも、ヤン・ジヌの顔を見ることができる。しかしヤン・ジヌはドンギュに最も愛着を持っているようだ。「僕もドンギュのように父親と深い会話をできないタイプです。父は口数が少ない、重みのある慶尚道(キョンサンド)男です。シナリオを読みながらよぎる感覚、ぴったりくっついてはがれない感覚、まるで実際の僕と父の関係のような気がして、とても出演したくなりました」。ヤン・ジヌは現在、キム・ユンジン主演の『セブン・デイズ』を撮影している。麻薬中毒になったロッカー役である。『青い自転車』のドンギュとは全く違うイメージだと指摘すると、ヤン・ジヌは「僕は平凡なキャラクターに特別魅力を感じません。現実で僕を完全に隠せる役が演じてみたいです」と答えた。

ヤン・ジヌは日本でファンミーティングを開くほどの韓流スターである。TBSドラマ『約束』に出演したおかげである。だから日本語が話せる。オーストラリアで育ったので英語にも長けている。海外進出に良い条件を持っていると言うと、ヤン・ジヌは「映画が作られる あらゆる場所に行ってみたいです。最近『スリー・タイムズ』を見て、主人公のチャン・チェンがとてもうらやましいと思いました」と目を輝かせた。「映画を見ながら、僕もうまくできるのにと思いました。僕の夢は全世界を回りながら、何でもしてみたいことです。不可能ではないですよね?」ヤン・ジヌは、穏やかなほほ笑みと静かな眼差しの中に、俳優としての情熱と大望を密かに隠し持っていた。